沖縄・那覇のグルメも北谷のショッピングも、もちろん最高だ。でも正直に言うと、沖縄の本当の魅力はそこじゃないと思っている。
沖縄の26の島を巡ってきた筆者が、GWに沖縄本島を訪れる人にこそ足を延ばしてほしい離島を3つ紹介する。どれも沖縄本島から気軽に行けるため、ほかの観光と組み合わせやすい島ばかりだ。
那覇や北谷も魅力だけど…

沖縄といえば、まず那覇の国際通りや北谷のアメリカンビレッジ、美ら海水族館、最近だとジャングリア沖縄などを思い浮かべる人が多いだろう。ショッピング、グルメ、フォトスポット、テーマパーク──王道の観光を楽しむなら沖縄本島だけで十分すぎるほど充実している。
でも、ひとつだけ足りないものがある。のどかな自然と、島全体に流れるゆったりとした時間だ。
離島でしか味わえないもの
ビルが立ち並び、車が行き交う那覇は都会そのもの。一方で離島に渡ると、人やお店が減り、車の渋滞からも解放され、どこを見渡しても海と緑。島に渡った瞬間から、時間がゆったりと流れ始め、都会では決して味わうことのできない“島時間”を体験できる。
本島の海よりもさらに透明度を増す海、地元の人たちの穏やかな空気、肌に感じる穏やかなぱいかじ(南から吹く風)──離島には、沖縄本島とはまた別の“沖縄”がそこにある。
気軽に行けるおすすめ離島3選
今回紹介するのは、沖縄本島から日帰りや1泊で気軽に行ける3島。八重山諸島のような遠距離の島は除き、GWの旅程に無理なく組み込めることを条件に選んだ。
1.伊計島|車で行ける、でも確かに「離島」だった

那覇から車で約1時間半、橋を渡るだけで行ける伊計島は、「離島デビュー」に最適な場所だ。
フェリーも飛行機も不要。レンタカーがあれば思い立ったときにすぐ行けるアクセスのよさが最大の魅力だが、島に入った瞬間の空気は確かに別物。透明度の高い海、静かな集落、観光地化されすぎていない素朴な雰囲気──沖縄本島の喧騒から抜け出したい人にはぴったりの島だ。
伊計島へのアクセス: 那覇市内からレンタカーで約1時間30分。沖縄自動車道を経由し、海中道路→平安座島→宮城島を通り伊計島へ。

海中道路は、本島のうるま市と平安座島をつなぐ道路で、ドライブをしながら沖縄の海を楽しめる。さらに、平安座島と伊計島の間にある宮城島には人気観光スポットの果報バンタもあるため、伊計島へ行くなら必ず立ち寄ってほしいポイントです。

2.伊江島|SNSで話題のタッチューと、青い海と

本島の北部に位置する本部港からフェリーで約30分。伊江島のシンボルといえば、島の中央にそびえる「伊江島タッチュー(城山)」だ。標高172mとそれほど高くはないが、頂上からの360度パノラマビューは圧巻で、SNSでも人気のスポットになっている。ほかにも常時600種以上のハイビスカスが展示される、「伊江島ハイビスカス園」も見応えがあっておすすめ。


観光地化が進みすぎておらず、島全体がのんびりとした空気に包まれている。フェリーの本数は、通常1日4便あるので日帰りもしやすい。
伊江島へのアクセス: 本部港からフェリーで約30分。那覇からは車で本部港まで約1時間30分。

フェリーにレンタカーと一緒に乗船すれば、伊計島をぐるっと観光できるからおすすめ。ランチは「エースバーガー」のエースランチがウマいです。
3.阿嘉島|鹿とウミガメと、奇跡みたいな透明度の海

那覇の泊港から高速船で約50~70分(便によって異なる)。阿嘉島は、慶良間諸島のなかでも特に「穴場感」が強い島だ。
島には「ケラマジカ」と呼ばれる国の天然記念物に指定される野生のシカが生息しており、集落を歩いているだけで普通に出会える。さらに海の透明度は、世界トップクラスと言われるケラマブルーの海。海のなかには美しいサンゴ礁が広がり、シュノーケリングをすればウミガメに出会えることもあり、生き物が好きな方にはたまらない離島だ。
※ケラマジカやウミガメなど、野生生物に餌付けしないよう注意してください

人気の座間味島に比べて観光客が少なく、GWでも比較的ゆったり過ごせるのも嬉しいポイントだ。
阿嘉島へのアクセス: 那覇・泊港から高速船で約50~70分(フェリーの場合は約90分)。

阿嘉島から自転車で渡れる、慶留間島や外地島に行くなら必ず電動タイプをレンタルすべし。電動にしないと、地獄の坂道を漕ぐことになります(経験者は語る)。
GWに沖縄の離島デビューをしよう!
3島とも、沖縄本島から気軽に行けるものばかりだから、いろんな観光プランを立てられる。例えば以下のような感じも楽しいだろう。
- 午前中からお昼にかけて伊計島でシュノーケリングをし、午後は北谷のアメリカンビレッジで過ごす
- 北部の名護に一泊し、初日は美ら海水族館や古宇利島を楽しみ、翌日は日帰りで伊江島へ
- 午前中の便で阿嘉島へ渡り、午後便で那覇に戻り、国際通りややちむん通りを散策する
GWの沖縄旅行、ぜひ離島まで足を延ばしてみてほしい。那覇や北谷だけでは出会えない沖縄が、すぐそこにある。
