冬の沖縄旅にもおすすめ！中部コザ「ドスマノス」で本格タコスに舌鼓

沖縄の魅力はなんといっても“美しい海”ですが、冬のオフシーズンは寒くて海遊びには不向きです。そこで今回は、沖縄の絶品グルメに注目！　気軽においしいメキシカンが楽しめる「ドスマノス」をピックアップしましょう。

沖縄市コザの「ドスマノス」

沖縄県の中部に位置する沖縄市コザは、外国人も多く、アメリカの文化が色濃く残る地域です。お酒や音楽を楽しめるお店が数多くあるため、夜になるととても賑やかな雰囲気になります（東京出身の筆者としては、東京・六本木のような街だなという印象）。

そんなコザに店舗をかまえるのがメキシカンフードの「DOSMANOS（ドスマノス）」です。

鮮やかな青いフレームのドアから店内に入ると、メキシコの国旗やカラベラ（ガイコツ）など、カラフルなインテリアが出迎えてくれます。レジやカトラリーなどが並ぶカウンターも英語表記で、「ORDER HERE」「HOT SAUCE」「TO-GO BOX」といったように書かれているから、まるで外国のような雰囲気ですね。

座席はあまり多くはないけれど、そのぶん大きなキッズスペースが用意されているため、小さなお子さんがいるご家庭にはぴったり。筆者が訪れたときも、二組の家族がキッズスペースを利用しながら食事をしていました。

シンプルだけど気になるメニュー

ドスマノスのメニューは、2025年のトレンドグルメにもラインアップされている「タコス」と、「ブリート」「ケサディージャ」「チキン＆ライス」「トルタ」「キッズミール」「タコスキット」などです。

メニューはとてもシンプルですが、タコスとトルタ、ブリート、ケサディージャは、具材を「チキン」「カルニタス（煮込みポーク）」「ビーフ」などから選ぶことができるので、どれにしようか悩んでしまいますね。

メキシカンフードの補足

一般的にブリートとは、トルティーヤで肉や豆、米などの具材を巻いて煮込んだ料理です。

ケサディージャは、トルティーヤで肉や野菜、チーズなどの具材を挟み、平たく焼いた料理です。

トルタは、パンのあいだに肉や野菜などをサンドした、メキシコのローカルフード。

ちなみに具材のカルニタスは、ラードなどで豚肉を煮込んだものですね。

ボリューミーだけど余裕で完食できるおいしさ

今回は、タコス（ビーフ）と、チキン＆ライス、トルタ（カルニタス）を注文しました。レジを済ませたら、番号札を受け取り、料理を待つのみ。

テーブルに届いた料理がこちら。

ドスマノスにはお酒もありますが、今回は車で来ていたのでソフトドリンクにしました。

まずはタコスから食べてみたのですが、とにかく肉の量がスゴい。トルティーヤからこぼれ落ちてしまうほど肉がのっていて、ひとくちかぶりつくと、口の中はビーフの旨みでいっぱいに。コリアンダーとオニオンがよいアクセントになっています。カウンターにあるホットソースをかけると、パンチのきいた味わいに変化して、これもまた美味です。

手に持つと“ずしっ”と重いトルタも……肉たっぷり！　野菜も入っていますが、圧倒的にポークの量が多く、肉の旨みと脂の甘みが最高です。ふんわりとした食感のパンもGOOD。こちらもそのままだと、すごくシンプルな味わいなので、好みでホットソースや有料のフレッシュサルサ、ハラペーニョ、サワークリームなどをトッピングしてもよいかもしれません。

チキン＆ライスは、しっかりと味付けされたタイプです。香ばしくてしっとり&ジューシーなチキンと、旨みをぎゅっと吸い込んだライスの組み合わせは文句なしのおいしさ。トルティーヤが2枚付いているので、チキンなどを包んで食べることもできますね。ハラペーニョの爽やかな刺激がたまりません。

どれもすごくボリューミーな料理でしたが、あまりにもおいしくて余裕で完食できました（同行者と2人で満腹に）。もし食べきれない場合はTO-GO BOXを利用しましょう。

店舗情報

ドスマノスの店舗情報は以下のとおりです。

まとめ

沖縄の定番グルメ「タコライス」に使用されるタコミートを使ったタコスではなく、本格的な味を楽しめる「ドスマノス」は、本当におすすめのお店です。空港や国際通りのある那覇市からだと少し距離はあるけれど、異国情緒あふれるコザエリア自体がすごく面白いので、ぜひ訪れてみてくださいね。
（文・写真：奈古善晴／オルメカ）