海外ドラマ大好きONOです。前回の「憧れのアメリカへ!ラスベガスの街にカルチャーショック、それ日本では違法だし」に続き、今回はアメリカ旅行2日目の様子をお送りします。
エイリアンに会いに行こう
2日目は、ラスベガスから200kmほど離れたネバダ州レイチェルにある“エリア51”というアメリカ軍の施設を目指します。ネバダ州の砂漠の真ん中にあり、最近まで存在を認めてこなかったものの「ステルス機などの極秘技術の研究をしてるのでは?」「敷地内にUFOが運びこまれているのでは?」などと噂になっている場所です。
ステルス機などの噂の存在も合わさってか、UFOの目撃情報も多数あり、世界中のUFOファンや陰謀論ファンには有名な観光スポットとなっています。UFOやオカルトなどがテーマとなっている海外ドラマ『X-ファイル』でアメリカが好きになった筆者としては、アメリカに行くなら絶対に外せないスポットでもあり、ずっと行ってみたかった場所のひとつです。
ただし、エリア51自体は地図にも載っておらず、舗装されていない道を進む必要があるため、ひとまずレンタカーでエリア51近くの有名観光スポット「Little A’le Inn」というモーテルに向かいます。
ラスベガスから高速道路に乗り、少し進むとただただまっすぐの道が続きます。北海道にある、一本道で有名な道路「天に続く道」に行ったことがありますが、そことは比べものにならないくらい、長くまっすぐな道を走り続け、「ラスベガスは砂漠の真ん中にあるんだな」ということをここで思い出しました。
ラスベガスを出て30分もしないうちにこのような景色が広がります。海外ドラマ『ブレイキング・バッド』の世界のようでした。
途中で、片側一車線の片方をふさいで車線を引き直す工事が行われており、作業員の人に「線を引く工事をしているから、ここで20分くらい待っててね!」と言われ、「日本ではありえないよなあ、アメリカだなあ」と感じる出来事もあったりして。結局10分くらいで進みだしたので良かったのですが、帰り道でも足止めを食らうとロス行きの飛行機に間に合わないかも……と少し心配になりました。
途中のガソリンスタンド兼コンビニエンスストアのような場所で軽食を調達することに。
ピザスティックなど、運転中でも食べられるようなスティック状の食べ物がたくさんあり、筆者は「チミチャンガ」を購入! メキシコ料理(またはメキシコ風アメリカ料理、アメリカ発祥のメキシコ料理という表現がぴったりかもしれない)のチミチャンガは、映画『デッドプール』の主役の好物なので、いつか食べてみたいなと思っていたのです。
タコスの中身を包んで揚げたような食べ物で、食べた瞬間にジャンクな味わいが口の中に広がり、デッドプール気分になれたような気がしますね。すごくおいしかったけれど、午前11時くらいにこの日最初の食事として食べたのですが、かなり重たく、午後9時くらいまでお腹が減りませんでした。ある意味コスパは最高かも。
ついに「little A’le Inn」に
砂漠を爆走すること3時間。ついに最初の目的地「Little A’le Inn」に到着!
ここは名前の通りモーテルですが、カフェスペースとお土産売り場もあり、カフェスペースの頭上には、観光客がお札にサインを書いて張り付けてあります。
外にはこれでもかというほどのエイリアン、エイリアン、エイリアン……!
滞在時間は30分ほどでしたが、その間にも常に別の観光客の姿があり、「よくこんなところまで来るなあ」と思いつつ、(日本から来てる自分が言うな)と心の中でツッコミを入れてみたりして。
Little A’le Innは目的地の中でいちばん遠い所なので、帰りがけにエリア51に向かう予定でいましたが、ここで大問題が発生! なんとスマートフォンが圏外になってしまったのです。
レンタカーにはカーナビが装備されていないから、スマートフォンのナビが頼りなのにまさかの圏外……。エリア51に向かうには舗装されていない脇道に入る必要があり、事前に調べてはいましたが、道を間違えて軍の施設に入ってしまうと、逮捕されてしまう可能性もあります。そのため、直前にインターネットの記事を見直してから行くつもりでしたが、圏外ではそれができない。
また、行きに出くわした道路工事のことも頭をよぎり、もし時間をかけてエリア51に行けたとしても、工事で長時間足止めされたら夕方の飛行機に間に合わないかもしれない。エリア51は、道の途中に立ち入り禁止の看板と監視塔があるだけの場所ということは知っていたので、今回は潔く諦めることにしました。
道中の観光スポットめぐり
Little A’le Innとラスベガスの道中にある観光スポットは、行きがけに通っており、時間的に立ち寄れそうだったので、2つほど寄ってきました。
マニアの間で“ETハイウェイ”と呼ばれる375線の看板。訪れた観光客がステッカーを貼っていくことで有名になったスポットです。筆者は公共の物にステッカーを貼る勇気はなかったので、写真撮影のみ。
続いて、「エイリアンリサーチセンター」に。
「エイリアンリサーチセンター」は、エイリアン関係のお土産屋さんです。
インパクトのある見た目ですが、中は地方のさびれたお土産屋さんのようでした。
エイリアンリサーチセンター、Little A’le Innで買ったお土産がこちら。
Tシャツは友人に頼まれており、できる限りダサいが着れないこともない、ぎりぎりのラインを攻めました。そのほかはすべて自分用です。ナンバープレート風の板もステッカーも、ちょっと古い感じがとても気に入っています。ちなみに友人は、エイリアンTシャツを着て、日本にも上陸しているアメリカ最大級のステーキハウスチェーン「アウトバック」に行き、アメリカ気分を満喫したとのこと。
ロスに向かい、ドーナツ屋さんへ
何事もなく空港まで到着し、レンタカーを返却。ロサンゼルスへ向かいます。
ロサンゼルスの空港に着いて、まず最初に向かったのは「ランディーズドーナツ」。
映画『アイアンマン2』に出てきたことで有名なドーナツ店で、大きなドーナツが目印です。
すでに19時を過ぎていたので、ちゃんとした写真を撮れなかったのが残念。
普通に現地の人も利用している人気のあるドーナツ店なのですが、ドライブスルーが併設されていました。
せっかくなのでテイクアウトすることに。
サイズ感が分かりにくいですが、ぐるぐるのシナモンロールは、手を広げて手のひらから指先くらいまでの大きさです。日本のドーナツに近い商品は白いクリームがかかっているドーナツくらいで、基本はビックサイズというかアメリカサイズ(?)ですね。気になる味は、「とにかく甘い」というのが本音。6個のドーナツを3人で2日かけて食べました。
憧れのモーテルへ
ドーナツを買ったあとは、ロサンゼルスでの宿泊場所へ。『X-ファイル』やさまざまな映画にも登場する、いつか泊まりたいと思っていたモーテルを予約しました。モーテルとは、簡単にいうと駐車場が目の前にあるホテルで、道路沿いなどにある比較的安価なホテルです。
本当に雰囲気がよく、めちゃくちゃテンションが上がりました。
室内はベッドとトイレ、お風呂のシンプルなつくりで、大きめの冷蔵庫が便利で良かったです。
モーテルで落ち着いたあと、両親がモーテルの隣にあるセブン-イレブンに買い物に行き、飲み物や軽食を買ってきてくれました。
ピザを買ってきてくれたのですが、これがコンビニとは思えないくらいおいしかったですかなりボリューミーな一日でしたが、2日目はここで終了! 次回は3日目、ロス市内観光です。
(文・写真:ONO 編集:オルメカ)