日本の南国リゾートのひとつ沖縄県・石垣島には、平久保崎灯台や野底マーペー、石垣 やいま村などのように、魅力的な観光スポットが数多くあります。今回はその中から、必ず訪れてほしい「石垣島サイエンスガーデン」を詳しく紹介します。
石垣島サイエンスガーデンとは?
石垣島の人気景勝地・川平湾に面している石垣島サイエンスガーデンは、約5000坪の土地を10年以上かけて整えた、多種多様な植物やマングローブ、希少生物などを観察できる自然科学の庭園です。

40年以上無農薬・無化学肥料の土地で、60種類以上のパッシフローラ(時計草)や熱帯スイレン、ヒスイカズラなどが育てられています。
八重山の自然を満喫しようとすると、森や茂みに入ったり、ぬかるみを歩いたりと、体力が必要な場面もありますが、園内は平坦で歩きやすく、高齢者や小さなお子さんでも気軽に自然観察を楽しめます。
筆者が訪れたのは2024年10月の平日、開園直後の時間帯でした。近くの川平公園には多くの観光客がいましたが、こちらは人が少なく、静かに楽しめました。また、SNSで「#石垣島サイエンスガーデン」を検索しても、他の人気観光スポットに比べて投稿数は少なめ。まさに穴場の観光スポットといえるでしょう。ただし、美しいヒスイカズラはSNSでも人気があり、訪れる人々の関心を集めています。


石垣島サイエンスガーデンの見どころは?
前述のとおり、石垣島サイエンスガーデンの魅力は植物や生物です。時期や時間帯によって観察できるものは異なりますが、国の特別天然記念物で絶滅危惧種にも指定されているカンムリワシやリュウキュウアカショウビン、ヤツガシラなどの野鳥や色鮮やかな植物を楽しめます。
筆者が訪れたとき(2024年10月)は、以下のような生物を見ることができました。










石垣島サイエンスガーデンの楽しみ方は?
園内は、1年のうち1カ月程度しか咲かない美しいヒスイカズラがある「エントランス」と、ジャングルの雰囲気を楽しめる「ワイルドゾーン」、さまざまな種類のハーブが育つ「ハーブゾーン」、一年中やさしい色合いのスイレンが咲く「スイレンゾーン」、数種類のマングローブを観察できる「マングローブゾーン」に分かれています。





それぞれに違った魅力があるので、園内をゆっくり散歩するのがおすすめです。ベンチに座ってのんびり過ごしているだけでも、日々のストレスから開放され、心身ともに癒やされますよ。

ちなみに、木々の中や芝生、花の周り、水辺などをじっくり観察していると、さまざまな生物を発見できます。スイレンゾーンの池の中にはテッポウウオも生息しているらしいので、探してみてはいかがでしょうか。
SNS上の反応は?
SNS上で石垣島サイエンスガーデンの口コミをチェックしたところ、「ヒスイカズラめっちゃ綺麗」や「ヒスイカズラがエメラルドグリーンで綺麗でした」「何度訪れても新たな発見があり、癒やされる場所」「ここ最高!暑いけど最高」「まさにジャングル」「青や紫もある色とりどりの睡蓮の池」「季節を変えてまた来たい」など、よいコメントがたくさんありました。
石垣島サイエンスガーデンの基本情報とアクセス
人気観光スポットの川平公園から車で数分、ユーグレナ石垣港離島ターミナルから約30分程度の場所にある石垣島サイエンスガーデンの基本情報です。

入園料 | 大人400円、小人250円(5歳から小学生) |
開園時間 | 10:00~16:00(最終受付) |
駐車場 | あり |
定休日 | 月曜日・火曜日 ※休みは変更になる場合もあるため、事前に公式Instagramで確認することをおすすめします |
公式ウェブサイト | https://www.passion-jp.com/sciencegardern/ |
@sciencegarden_isg |
まとめ
石垣島サイエンスガーデンは、安心・安全に八重山の自然を満喫できるスポットです。小さなお子さんでも気軽に楽しめるため、家族旅行で石垣島を訪れる方にぴったり。もちろん、植物や生物が好きなひとり旅の方にもおすすめなので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
