焼肉や寿司、お好み焼き、パン、串揚げなど、様々な“食べ放題”があるけれど、うなぎの食べ放題もあることをご存知だろうか。実際に食べに行ってきたので紹介しよう。
「うな雲 市川店」
今回筆者が訪れた飲食店は、千葉県市川市にある「うな雲 市川店」という炭火焼きのうなぎが食べ放題のお店だ。東京都港区に「うな雲 赤坂本店」もある。
千葉県のうなぎの名店「川豊」に行こうと思い、県内のうなぎ店をいろいろ調べていたら、たまたま「うな雲」を発見してしまい、面白そうだから行ってみることにした。
食べ放題の料金は？
筆者は土曜日のランチタイムに利用し、食べ放題の料金は税込3980円（1名）だった。高級食材のうなぎが食べ放題になるため、料金はやや高めな印象を受ける。
ちなみに、念のために当日電話予約をしてから12時前に行ってみたところ、店内はガラガラ……。予約は不要だったかなと思ったが、あとから続々とお客さんが入ってきた。タイミングによっては待つ可能性もありそうなので、事前予約をしたほうがスマートかもしれない。
日本ではなく韓国式のうなぎ
テーブルには、すでに食べ放題のセットが用意されていた。2名利用で最初に提供されるうなぎは4枚。最初からなかなかの量だ。うなぎの他には肉とトッポギ、チャプチェ、チヂミなどがセットになっている。
ちなみにウェブサイトによると、
当店では、炭火焼用のうなぎは一尾約500g以上希少な超特大の鰻のみを厳選し、お客様がじっくり炭火で炙りながら、ゆっくりお好みのタレをつけて食べる日本初のセルフサービスです。他では味わえない圧倒的な肉厚と食感へのこだわりも、炭の香りと相まってより香ばしい味わいを楽しめます。
出典: 「うな雲」公式ウェブサイト
…と書かれていた。
お気づきだと思うが、「うな雲」は韓国料理店がベースになっており、うなぎも韓国式の食べ方だ。
韓国式うなぎの“おいしい食べ方”は、（1）塩をかけて、（2）うなぎの皮を下にして焼く、（3）ハサミでカットして切り口も焼く、（4）塩やタレをつけて食べる。または、サンチュの上にのせてたまねぎや大根などと一緒に包んで食べればOK。
※最初は店員さんが焼きながら手順を教えてくれるので、初めてでも安心して楽しめる
うなぎは焦げつきやすいため、こまめに動かしながらこんがり焼く。
塩や韓国風のタレにつけて食べてもおいしいけれど、かなり脂ののったうなぎなので、サンチュやミョンイナムル（行者にんにく）、大根などと一緒に食べたほうが圧倒的にうまい。
うなぎ以外の食べ放題もうまい
前述でも少し触れたが、トッポギやチャプチェ、肉なども食べ放題に含まれており、どれもすごくうまい。
写真を撮り忘れたがチヂミもおいしくておかわりしてしまった。チャプチェやチヂミなどはタブレットで注文できる（別料金だがドリンクなどのメニューもタブレットから注文可能）。うなぎや肉、サンチュ、漬物類、たれなどはセルフサービスとなっており、店内の食べ放題コーナーから直接持ってくればOK（食べ切れる分だけ取ろう）。
うなぎや肉などで脂っこくなった口をそうめんでリフレッシュ（そうめんも食べ放題）。シメにぴったりの一品だった。
店舗情報
| 住所 | 千葉県市川市新田1-16-28 |
| 電話番号 | 047-322-2988 |
| 営業時間 | 平日 11:00～23:00・土日祝 11:00～23:00 |
| ウェブサイト | https://unagumo.com/ |
東京・赤坂本店の店舗情報
| 住所 | 東京都港区赤坂2-13-17 ミントミ赤坂第2ビル 4F |
| 電話番号 | 03-5575-3883 |
| 営業時間 | AM10:00～AM5:00 |
| ウェブサイト | https://unagumo.com/ |
大満足できる食べ放題だった
筆者は韓国・済州島で韓国式のうなぎを食べたことがあり、まさか日本でもこんなうなぎの食べ方ができるとは思っていなかったため、正直かなり楽しめた。しかも、うなぎ以外の韓国料理も食べられるから満足度は非常に高い。
ちなみに、うなぎの焼き方を教えてくれた店員さんはすごく親切で、店内はお酒のラベルの向きなどもすべて整理整頓されており、床や机のベタつきなどがまったく感じられないほど掃除が行き届いていたのが嬉しいポイント。テーブルで肉やうなぎを焼くスタイルなのに、あそこまできれいなのはスゴい。
料理も店内の雰囲気も接客もお値段以上のお店だった。
